織絵屋の松山です。帯締め、帯揚げの歴史は、江戸時代の後期から始まりました。

 

 

それ以前は、時代劇や浮世絵を見ても分かるように帯締め、帯揚げは使われていませんでした。

 

今から200年ほど前、江戸・亀戸天神の太鼓橋再建の渡り初め式で、深川芸者衆が揃って太鼓橋に似せた帯結びをしました。

 

この帯結びは「お太鼓結び」と呼ばれ、「芸は売っても女は売らない」という粋な羽織芸者が揃って締めたことで、「お太鼓結び」はあっという間に一般女性の間に広まったのです。

 

「お太鼓結び」は、帯を固定する紐が必要なことから、帯締めが生まれました。帯締めは、始めは布を筒状に縫い、中に綿を詰めた、いわゆる「丸ぐけ」でした。

 

やがて、昭和になると、高価ではあるが結び目が緩みにくい組紐の帯締めが主流になっていきました。

 

また、「お太鼓結び」にはどうしても帯枕が必要です。帯揚げは、この帯枕を包んで隠し、着物と帯の間のアクセント、装飾として使われました。

 

帯締めと帯揚げは着物姿の画龍点睛。どんなに高価で素敵な着物と帯で装っていても、帯締め、帯揚げが貧弱だったり、合っていないと全てが台無しになってしまいます。

 

同じ着物と帯でも、帯締め、帯揚げを替えるだけで季節感を出せます。春夏は寒色系や明るめの色で、秋冬は暖色系や濃いめの色を基本にすると間違いないでしょう。

 

帯締め、帯揚げのコーディネートでお悩みの方は、気軽にお問い合わせは、またはご来店下さい。