織絵屋のブログ

おきもののことお気軽にご相談ください。初めての方でも、わかりやすくご案内させて頂きます。

松山です。暑さはこれからですが、夏至を過ぎ、季節は秋に向かい始めます。今月もともにがんばっていきましょう。

巣箱にシジュウカラが巣作り

5月の連休中、巣箱を二つ作りました。様々な野鳥が飛んで来るので、もしかしたら巣作りしてくれるかなと思い、庭の桜の木に設置しました。

 

不器用な私は、固定しようと釘を打つ時に左の人差し指を強打。痛いのなんの。まあ、いつものことなんですが、トホホホ…です。

 

5月下旬に、度々、一つの巣箱を下見に来る小鳥がいましたが、やがて、口に毛や羽根を加えて出入りするようになりました。

 

1週間くらい後、もう一つの巣箱にも入っていく小鳥が。

どちらも、シジュウカラのようです。

 

順調にいけば、7月中旬頃には、それぞれ10羽ほどのヒナが巣立つはずです。それまでは、毎朝の素振りは休んで、見守りたいと思います。とても楽しみです。

 

今月の24節気 「小暑」 「大暑」 「土用」

 

7月7日、小暑(しょうしょ)に入ります。生ぬるい南風が吹き始める頃。蓮が咲き始め、鷹が巣立つ頃でもあります。

 

この頃から熱中症予防として、有酸素運動や入浴で汗をかくようにして、暑熱順化(ショネツジュンカ)のトレーニングを始めしょう。

 

7月7日は、七夕でもありますが、これは中国の「乞巧奠(キッコウデン)」という裁縫の上達を願う行事と日本の「棚機津女(タナバタツメ)」という水神(龍神)に穏やかな天候を願う機織りの行事が結びついたものです。

 

棚機津女・・・龍神に捧げる白絹を織る乙女

23日、大暑(たいしょ)に入ります。一年で最も暑い頃という意味ですが、実際の暑さのピークはもう少し後になります。

 

大暑の時期は、大気の状態は不安定で、江戸の頃から「夕立」は夏の風物詩とされていました。

  

歌川広重が描いた「夕立」

20日~8月6日まで夏の土用です。土用の期間は体調を崩しやすい頃ですので意識してすごしましょう。

 

生真面目な染色作家はバカなのか

 

6月1日、2日、京都に出張してきました。涼しげな半衿や羽織紐などの小物を少し仕入れ、また、7月の『たなばた祭』、9月の催事をお願いする工房での打ち合わせでした。

 

どちらの工房も本物の技法にこだわり、お客様が後悔しない作品を染めている工房ですが、どちらでも、少し耳の痛い、悲しい話をされました。

 

「私どもは、先達の染織技法を大切に守りながら、時代に合わせて色柄を作り出して、消費者が後悔しない作品を染めています。」

 

「しかし、販売の現場に出てみると、口八丁手八丁の売り方で、プリント染やインクジェット染の着物や帯の方が売れている。」

 

自分は気真面目だから仕事に手抜きできないが、まじめに作るのが馬鹿らしく思う時がある。」と、作家の本音を聞かされました。

 

  中嶋先生に話を伺いました!  

  中嶋先生のシマエナガの染帯

7月は蠟彩染(ろうさいぞめ)という友禅染の作品を創作している中嶋先生が来場されます。

 

今号も読んで下さり、ありがとうございます。

令和8年6月22日

織絵屋の松山です。今回は、あまり聞いたことがないと思いますが『蠟彩染』について述べます。

 

蠟彩染は友禅染の糸目(模様の縁の線)の糊の代わりに蝋(ロウ)を使って防染する技法です。

 

一般的なロウケツ染の作品は、色ごとにロウを重ねながら染めるので、淡い色の着物や帯はほとんどありません。でも、蠟彩染は淡い色の着物や帯を染められる利点があります。

 

蠟彩染の染工程は、まず、白生地に模様部分を溶かしたロウで描き、その後、地色を染めます。

 

ロウを洗い流すと、最初にロウで描いた部分だけが白く残ります。 白く残った部分に、染料で友禅と同じ様に彩色していきます。

 

友禅染の糸目の白い輪郭線がないので、模様の縁がやわらかく溶けるように見えます。

また、ロウの割れやムラによる「ひび割れ模様」が味わい深い作品に仕上がります。

 

部分部分で大胆に色を切り替えたり、階段状の濃淡をつけたり、ややモダンな絵画的な雰囲気になりやすい特徴があります。

 

蝋彩染の作家は、京都の山科に工房を構える中嶋剛司氏だけです。

蠟彩染を父親から引き継いだ中嶋剛司氏は、図案から染まで、こだわりを持って創作しています。

 

「百聞は一見にしかず」です。7月11日~13日の店で開催する「たなばた祭」で、先生と先生の作品に会えます。

織絵屋の松山です。田んぼの美しさに心潤う今日この頃です。今月もともにがんばっていきましょう。

 

本の紹介・・・(織絵屋の図書室で借りられます)

今年、私が読んだ本で、江戸時代が舞台になっている本を2冊ご紹介します。

「ぶらりなぞ解き 浮世絵さんぽ」・牧野健太郎著

町人も競って買い求めた「富嶽三十六景」や「東海道五十三次」などの浮世絵を拡大して、のぞき見できます。

 

浮世絵に描かれている人々や暮らしが解説されています。

 

「江戸を造った男」・伊東潤著

 

若い頃にカムイ伝という劇画を読んだとき、精霊流しで川下に流れてきたナスやキュウリを拾い集め、漬物にして売った男に、すごく興味を覚えました。

 

その男の名は川村瑞賢。

 

徳川4代将軍の時代、材木を扱う商人でありながら江戸の都市計画、日本大改造の総指揮者でした。

 

彼が東廻り航路や西廻り航路を開発し、全国の物産が江戸に集まるようになり、江戸の流通は一気に発展していったのです。

 

497ページですが一気読みするほどワクワクした本です。

 

今月の24節気 「芒種」 「夏至」

 

6月6日、芒種(ぼうしゅ)に入ります。芒(のぎ)のある穀物の種を播く頃。芒とは、稲や麦などの穂にあるトゲのような突起のこと。

 

現代とはかなりズレがありますが、芒種は忙種とも書き、種まきで忙しい頃とも言えます。

 

歌舞伎や能などの芸事の世界では、数えの6歳の6月6日に稽古を始めると上達する」という言い伝えがあるそうです。

 

21日、夏至(げし)に入ります。一年で最も昼の時間が長くなる頃です。

 

でも、21日の日没の時間は19:01で、最も遅いのは6月28日の19:09です。

 

また、イラン情勢で石油が大変なので、石油の節約にもなる和ロウソクでキャンドルナイトを楽しむのもいいですね。

 

一般的なロウソクは石油が原料ですが、和ロウソクは櫨(はぜ)の実から搾り取った木蝋(もくろう)が原料です。

第二回 きもので『おやつの会』

 

5月11日(月)、2名だけの参加でしたが、二回目の「おやつの会」を開催しました。

 

お菓子は、一昨年の地震から復興途中の輪島の農家さんの焼き菓子をお取り寄せ。

 

 カボチャ、サツマイモ、ピーマンの焼き菓子。

 

野菜を使った体にやさしいお菓子。美味しく優しい味の焼き菓子でした。

 

ミニきもの講座は、実際のきものや帯を触りながらなので、分かりやすいと好評でした。

 

6月20日(土)は小坂の明治の芝居小屋でお芝居を楽しむ予定です。ご参加ください。

 

今号も読んで下さり、ありがとうございます。

令和8年5月22日 

 

織絵屋の松山です。今回は、今、きものをファッションとして楽しむ女性たちに、最も人気の羽織について述べます。

 

羽織の始まりは、戦国時代の武士の陣羽織です。

平和な江戸時代になると、男性の正装として、袴に黒紋付羽織が定着しました。

しかし、羽織は男性の権威を表すモノでしたから、女性が羽織を着用することはご法度でした。

 

江戸中期になると、粋な深川芸者衆が、「芸を売っても女は売らいない」という意思表示の為に、羽織を着用し、羽織芸者とも呼ばれるようになりました。

 

その粋な羽織姿は、たちまち人気になり、町人の女性の間にも広がったことから、幕府は町人の羽織着用禁止令を出したほどです。

 

女性の羽織は、大正から昭和初期にかけ、外出着に重ねる丈の長い羽織が流行しました。

 

戦後は、余裕のない物不足の時代でしたので、丈が短くなり、また、重ねるだけで準礼装となる黒の紋付羽織や絵羽織が一世を風靡しました。

 

しかし、昭和の50年代になると、そのような羽織も徐々に姿を消していきました。

 

近年、羽織の優雅さ、ファッション性に気が付いた女性たちが選ぶ羽織は7分丈、8分丈の長羽織が主流となっています。

織絵屋の松山です。桜が終わり、新緑が映える季節です。今月もともにがんばっていきましょう。

 

函館旅行に行ってきました!

 

3月24日、私ども夫婦の結婚記念日なので、函館旅行に行ってきました。

 

函館は、今回で4回目ですが、いつ来てもコンパクトで素敵な街ですね。市電で安価に移動できるので好きな街です。

 

函館市電

私どものお気に入りの「函館工芸館」に寄って、孫へのお土産と私用に錫製のビアグラス、妻用に陶器のコーヒーカップを買いました。

 

後で分かったのですが、コーヒーカップは、盛岡の陶芸家・雪ノ浦裕一さんの作品でした。

 

錫のビアグラス&コーヒーカップ

今月の24節気「八十八夜」「立夏」「小満」

 

 

5月2日は八十八夜です。雑節の一つで立春から88日目になります。歌にもあるように茶摘みに適した頃とされています。

 

お茶が日本で広く栽培されるようになったのは鎌倉時代だそうです。 

八十八夜

 

5月4日までは春の土用です。無理をなさいませんように。

 

5月5日、立夏(りっか)に入ります。夏の始まりです。一年で最も過ごしやすい頃です。

 

この日は子どもの日で、柏餅が食べ物の代表ですが、なぜ、柏餅か知っていますか?

 

柏の葉は別名「ゆずり葉」といい、柏の葉は、新しい芽が出てくるまで古い葉が落ちないことから、「家系が絶えない」縁起物なのです。

 

 

 

柏餅

 

21日、小満(しょうまん)に入ります。万物の生長する気が天地に満ち始めることから小満といわれています。

 

 

小満は、蚕が盛んに桑の葉を食べ始める頃で、昔の養蚕農家にとっては一番の繁忙期になるお知らせカレンダーの役割がありました。

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

 

角館きものツアー

4月18日(土)、10名の参加で、きものを着て角館方面に出かけました。刺巻湿原の水芭蕉、西木町の春の妖精と呼ばれるカタクリ、角館の桜と、様々な花を楽しんできました。

 

生憎、途中から雨でしたが、平福記念館にある奇跡のピアノを使ったコンサートがあり、初めての体験で楽しかったです。

ランチでは、各々が着ているきものをお披露目して、共に学び、楽しみました。

 

5月11日(月)は『おやつの会』です。

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