織絵屋のブログ
03/06: 沖縄に様々な織物と紅型染めが生まれた理由とは?
織絵屋の松山です。沖縄の織物、染物にあこがれる女性は多いと思います。今回は沖縄の染織について述べます。
沖縄には久米島紬や琉球絣、また土地、土地の花織や宮古上布、芭蕉布など、その種類の多さに特徴があります!
なぜ、沖縄にはこれほど多くの織物が生まれたのでしょうか?
これは、琉球国時代の科挙制度により、各島々から優秀な若者が中国に留学させられ、様々な織物技術を持ち帰り、それが各地の織元として発展したことに由来します。
紬の原点と言われる久米島紬は、古く4世紀ころにインドの絣技術が伝わりました。
真綿糸に手括りで絣を作り、泥染や草木染めして、居座機(いざりばた)で手織りしたものが久米島紬です。
その技術は、沖縄本島から鹿児島、そして結城、新潟、山形へと伝わっていったのです。
また、染物としては紅型染めが有名ですが、これは、琉球国が海洋王国であったため、外国から様々な色の鉱石が輸入されていたことから生まれました。
鮮やかな色彩が魅力の紅型染めは、それらの鉱石を砕いたものを染料として使い、色あせない染め物の紅型が生まれたのです。
沖縄の織物、染物に興味のある方は、気軽にお問い合わせ、またはご来店下さい。