織絵屋の松山です。日本三大紬の大島紬が西の横綱だとすれば、東の横綱は茨城県で織られている結城紬です。

 

 

茨城県結城地方は、古くより織物が盛んでした。奈良時代に「あしぎぬ」と呼ばれた絹織物が朝廷に献上され、今でも日本最古の織物として正倉院に保存されています。

 

その「あしぎぬ」が「常陸紬」、そして「結城紬」となったのです。

 

結城紬は、江戸時代まで無地や縞が織られていましたが、明治時代に絣技術が導入され、様々な絣模様が織られるようになりました。

 

また、大正から昭和の30年代までは、主に「縮み」が織られていました。

 

『春大島、秋結城」という言葉がありますが、これは弱撚糸(軽く撚りをかけた糸)の生糸で織った大島紬は、薄くて光沢があり、春に着るのに適し、一方、真綿で織った結城紬は地厚で暖かいので秋に着るのに適しているという意味です。

 

結城紬の特長は、真綿糸で織っているので、腰紐も必要ないくらい体に張り付き、軽くてシワにならず、しかも丈夫だということです。

 

また、その優しい肌触りです。

 

1998年に信州大学と宇都宮大学の共同研究で、「真綿の総合特性の評価」という論文が発表されました。

 

その中に、「人が安らぎを感じているときに発生する脳波・アルファ波は、赤ちゃんに触った時に多く発生するが、真綿に触った時には、それ以上に多く発生する。真綿はストレス社会に生きる現代人の救世主に成り得る。」と述べられています。

 

真綿で織られた結城紬は、ストレスを多く感じる人におすすめの着物です。

 

結城紬が気になる方は、是非、お問い合わせ、または一度ご来店下さい。