織絵屋のブログ
02/20: 七宝文様にはこんな意味が込められています!
織絵屋の松山です。私が大好きな文様の一つに七宝文様があります!
七宝とは、仏教用語(無量寿経)で、「金、銀、水晶、瑠璃(るり)、瑪瑙(めのう)、珊瑚(さんご)、しゃこ(貝)」の七つの宝を指します。
七宝文様は、同じ大きさの円を4分の1ずつ重ねた文様を言います。また、この文様を上下左右に規則正しく連続させた文様を「七宝つなぎ」と言います。
この文様の意味は、円・輪は縁・和につながり、人と人との縁・和の大切さを表しています。
自分には父と母があり、その父と母にもそれぞれ父と母があり、また、その父と母にも・・・という様な命のつながりがあって、今の自分があるという意味が込められています。
また、「七宝つなぎ」文様は、四方どちら方向にも伸びて、子孫繁栄を意味しています。
江戸時代に四方が訛って「しっぽう」と呼ばれるようになったと言われています。
私が思うに、「人と人のつながり、縁・和は、七つの宝と同じ様に大切にすべきことですよ。」ということを教えてくれる文様だと思います。
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