織絵屋の松山です。今回はめでたい文様の代表といえる「松竹梅」文様について述べます。

 

 

『松』、『竹』、『梅』のそれぞれの文様は平安時代からよく使われていたようですが、それらの三つを組み合わせた文様が使われ始めたのは室町時代だと言われています。

 

『松』は、砂地や岩だらけの土地でさえ、何年間も芽を出す日を待ち続け、やがて芽を出し、たくましく生長します。

 

また、松は四季を通じて一年中、葉の色が青い常盤木であることから、古来、吉祥文様とされてきました。

 

『竹』は、そのすくすく育つ生長の早さ、中空の形状、また、年間を通じてみずみずしい青さを保つことから「聖人君子」を意味するとされてきました。

 

『梅』は、一年で一番早く、寒中でも百花にさきがけて咲き、芳香を放つことから新しい生命の誕生を意味しています。

 

これらのことから、『松竹梅』文様は「待つ・聖人君子・産め」を意味していると言えます。

 

結婚する若い二人に「聖人君子のような素晴らしい赤ちゃんが産まれることを期待していますよ。」というメッセージが込められた文様なのです。

 

松竹梅文様の着物や帯をお探しの方は、気軽にお問い合わせ、またはご来店下さい。