織絵屋のブログ

October 2025のブログ記事

織絵屋の松山です。暑さも去り、過ごしやすい季節になりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?今月も共にがんばっていきましょう!

 

我家の彼岸花が今年も咲きました!

昨年、店駐車場の奥にあった彼岸花の球根を我が家に移植しました。その彼岸花も彼岸に合わせたように花開き始めました。

全部で64本の彼岸花が咲きそうです。

家庭菜園 スイカを塩ビ管で栽培してみました!

 

 ネットで「スイカの塩ビ管栽培」という記事を目にしました。何でもスイカの原産地はアフリカのカラハリ砂漠らしく、それと同じ様な環境の土で育てる栽培法らしい。塩ビ管に砂と培養土を半々に詰めて立て、小玉スイカの種を播いて育てたとありました。

 

 ちょうど、昨年、土手の藪払い時に、捨てられた4mの塩ビ管を見つけたので、1mに切って試してみることに。

 産直で小玉スイカの種が見つからず、しかたなく苗を植えてみました。

 甘くてみずみずしいスイカでしたが、3個しか実を付けなかったので、来年は種から挑戦してみます。

Category: きもの歳時記
Posted by: Orieya

 織絵屋の松山です。今回は明治大正時代の帯を復元した京都西陣の老舗機屋「菱屋善兵衛」について述べます。

 

 創業220年を超える西陣・菱屋善兵衛は、20年ほど前に、創業200年記念の帯を製作する企画が持ち上がりました。

 

 何か参考になる資料はないかと古くからある蔵を整理中に、明治、大正時代に製造していた帯地や図案、小裂などが見つかりました。当時は、まだ無名だった上村松園や菊池契月、木島桜谷などそうそうたる画家たちが描いた図案もあった。

 

 これらの帯地を復刻することに決まったのだが、復刻は簡単ではなかった。明治大正時代の帯は、糸の品質、糸の込み具合、ジャガードの細かさなど「これほどまでにすごいとは!」と職人たちは驚いたという。

 しかし、彼らはあきらめなかった。その帯地の柔らかな風合い、手触り感、また軽さを現代に蘇らせるために研究に研究を重ねた…一番の問題は絹糸だった。現代の絹糸では復刻することは不可能だったのだ。

 

 一時は不可能とあきらめそうになった復刻を可能にしたのが、あの世界的ブランド・エルメスが使用する「ブラタク糸」という絹糸だった。

 

 その最高の絹糸を緯糸に使い、通常の倍の密度で織り上げました。職人たちが図案、素材、配色のすべてを吟味し、3年の歳月を要して完成。

 10月18日から20日の「44歳の誕生祭」でお披露目します。

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