織絵屋のブログ
December 2025のブログ記事
12/27: 店主のよもやま話③
織絵屋の松山です。令和8年、明けましておめでとうございます。本年も、元気に明るく共にがんばっていきましょう!
上野動物園のパンダ舎でガードマンのアルバイト
上野動物園のパンダが今月下旬に返還されるようです。上野動物園に別れを惜しむパンダファンがたくさん訪れているニュースを見て、52年前を思い出しました。

実は私、パンダのカンカンとランランが昭和47年10月に、初来日した翌々年の4月と5月、日曜日と祭日だけでしたがパンダ舎の前でガードマンのアルバイトをしていました。
当時はすごい人出で、入場制限しながら事故が起きないように、ひたすら「立ち止まらないで下さい!」「立ち止まらないで下さい!」と声をかけ続け、人々を移動させる仕事でした。
パンダは寝ている時間が多くて、ほとんどの方は寝姿しか見られないので、少しかわいそうでしたが、私は目の前で元気に遊ぶパンダの姿を見られたのでラッキーでした。
今月の24節気 「小寒」 「大寒」
1月5日、小寒(しょうかん)に入ります。寒さが加わるという意味で、寒の入りです。この日から節分(2/3))までを「寒の内」といいます。
小寒の期間に、七草粥を食べる風習があります。節句・人日(じんじつ)の1月7日に七草粥を食べ、お正月の飲食で弱った胃腸を休ませる意味があるようです。
小寒から9日目を「寒九」といい、この日に雨や雪が降ると、その年は豊作になると言われています。
20日、大寒(だいかん)に入ります。大寒は一年で一番寒い時期を指します。
でも、実はこの時期を過ぎると、自然は徐々に春に向かい始めます。大寒は寒さのピークを意味するだけでなく、春の訪れを予感させる、希望に満ちた意味も込められているのです。
一年で一番寒い大寒の時期には、剣道や空手などの武道では心身を鍛える「寒稽古」が行われます。

寒の時期に行う寒稽古
また、日本酒や味噌、しょう油などを雑菌が抑えられる大寒の時期に仕込む「寒仕込み」も行われます。
大寒の時期に生まれた卵は「大寒卵」と呼ばれ、食べると一年を健康に過ごせるそうです。
12/27: 幻の染と呼ばれる『竹かご染』
織絵屋の松山です。染色技法には様々な種類がありますが、今回は「竹かご染」について述べます。「竹かご染」は「かご絞り染」とも呼ばれています。
この技法は、格子状に編んだ四角のカゴに、白生地を詰めて染め、独特のぼかしや不規則な模様を生み出す伝統的な染色技法です。
まず、カゴに白生地をくしゃくしゃにして詰めるのですが、職人の指の感触だけで均等に詰めます。
次に、詰めた白生地の上からジョウロで染料をかけ、一気に染めず、徐々に染料を染み込ませていきます。

その後、生地を詰め直しながら染色を繰り返します。
すると、竹かごに当たる部分と当たらない部分で、色の抜け方が異なるので絶妙なムラ(グラデーション)が生まれます。同じ柄は2点とないのが特徴です。
さらに、染まった生地の上から別な色で25回も繰り返し染め、万華鏡のような柄になるモノもあります。
ただ、現在では「竹かご染」ができる職人は極めて少なく、めったに見られない幻の染と呼ばれています。