織絵屋のブログ
August 2026のブログ記事
08/07: 店主のよもやま話⑪
シジュウカラのヒナたちが無事に巣立ちました!
先月、述べたシジュウカラは、ヒナが巣立ち、ちょっと寂しくなりました。
もうしばらくしたら、巣箱を下ろし、掃除して来年の巣作りに備えようと思います。
この時期に読んでほしい本の紹介
色々と問題はありますが、平和な現在の日本。これらの本で、その礎となった無名の人々のことを知って欲しいと思い、ご紹介します。
これらの無名の人々がいなかったら、間違いなく、北海道はソ連に占領され、日本は南北に分断され、現在の平和はなかったはずです。

『終わらざる夏』浅田次郎著(上・中・下3巻)
終わったはずなのに、千島列島の占守島に攻めてきたのは米軍ではなくソ連軍だった…

『陸軍中将 樋口季一郎の決断』東雲くによし著
2万人のユダヤ難民をを救い、北海道をソ連から守った旧陸軍中将。
樋口季一郎は、戦後、親族の甥や姪の面倒を見るために、私の故郷・宮崎県の小林市に転居。
毎日、戦没者の冥福を祈りながら、隠遁生活を送りました。
今月の24節気 「土用」 「立秋」 「処暑」
8月6日まで夏の土用です。土用の期間は体調を崩しやすい頃ですので意識してすごしましょう。
8月7日、立秋(りっしゅう)に入ります。朝夕が涼しくなり秋の気配が立つ頃です。秋とはいっても、一年で最も気温が高い頃です。
この頃の空は「行き会いの空」と呼ばれ、モクモクした入道雲と秋のうろこ雲が同時に見られることがあります。

夏と秋の雲が一緒に見られる「行き会いの空」
23日、処暑(しょしょ)に入ります。「処」には落ち着くという意味があります。
朝夕の気温が下がり始め、夜には虫の音も聞こえ始めます。
秋の王様「サンマ」の走りの時期です。まだ、脂が軽やかで美味しいですね。塩焼きにスダチで。刺身も外せませんね。

シャインマスカットやイチジクも旬を迎えます。
浴衣パーティー&小坂ツアーの報告
7月16日、浴衣パーティーを開催。
ゾーナイタリアでのランチ。参加者の投票で3賞を選ぶ。くじ引きで順番を決めて、好きな景品をゲット。…など楽しいイベントでした。




6月21日、小坂ツアーに出かけました。
隈研吾さん設計の道の駅「おおゆ」でショッピング、閉校した小学校を利用したカフェでのランチ、そして明治時代の芝居小屋・康楽館で人情芝居と舞踊を楽しみました。



秋も色々と企画しています。今号も読んで下さり、ありがとうございます。
令和8年7月22日
08/07: 伊勢型紙について
織絵屋の松山です。今回は、江戸小紋や友禅小紋、浴衣を染める型紙「伊勢型紙」について述べます。
今から1200年ほど前、子音観音寺の不断桜の落ち葉に空いた虫食いの穴を見て、模様を染める『型紙』に思い至ったという人の伝説が残っています。

その後、武士の裃を染めるために用いられ、やがて、江戸庶民の意気から「そこ至り」といわれる超微細な文様を染める型紙まで彫られるようになりました。

型紙は伊勢の白子(現在の三重県鈴鹿市白子)で彫られ、紀州藩の庇護を受け、独占的に発展したことから伊勢型紙と呼ばれるようになったのです。
伊勢型紙の製作工程は以下の通りです。
手漉きの美濃和紙3枚を縦横縦と交互に柿渋で貼り合わせていきます。それを天日干し後、杉のおがくずで一週間ほど燻してから柿渋に浸し一ヶ月半ほど乾燥させると、焦げ茶色の「型地紙」になります。
出来た「型地紙」を実際に型彫りに使うまでには、さらに、1~2年も寝かせる必要があるそうです。
そして、昭和30年の人間国宝制度の発足時に、人間国宝に認定された30名の中に伊勢型紙職人が6人もいることから、その技のすごさが理解できます。
伊勢型紙は美濃和紙を漉くことも含め、多くの時間と熟練の職人の手仕事によって完成しているのです。