織絵屋のブログ

おきもののことお気軽にご相談ください。初めての方でも、わかりやすくご案内させて頂きます。

 

シジュウカラのヒナたちが無事に巣立ちました!

 

先月、述べたシジュウカラは、ヒナが巣立ち、ちょっと寂しくなりました。

 

もうしばらくしたら、巣箱を下ろし、掃除して来年の巣作りに備えようと思います。

 

この時期に読んでほしい本の紹介

 

色々と問題はありますが、平和な現在の日本。これらの本で、その礎となった無名の人々のことを知って欲しいと思い、ご紹介します。

 

これらの無名の人々がいなかったら、間違いなく、北海道はソ連に占領され、日本は南北に分断され、現在の平和はなかったはずです。

『終わらざる夏』浅田次郎著(上・中・下3巻)

 終わったはずなのに、千島列島の占守島に攻めてきたのは米軍ではなくソ連軍だった…

 

『陸軍中将 樋口季一郎の決断』東雲くによし著

2万人のユダヤ難民をを救い、北海道をソ連から守った旧陸軍中将。

 

樋口季一郎は、戦後、親族の甥や姪の面倒を見るために、私の故郷・宮崎県の小林市に転居。

 

毎日、戦没者の冥福を祈りながら、隠遁生活を送りました。

 

今月の24節気 「土用」 「立秋」 「処暑」 

 

8月6日まで夏の土用です。土用の期間は体調を崩しやすい頃ですので意識してすごしましょう。

8月7日、立秋(りっしゅう)に入ります。朝夕が涼しくなり秋の気配が立つ頃です。秋とはいっても、一年で最も気温が高い頃です。

この頃の空は「行き会いの空」と呼ばれ、モクモクした入道雲と秋のうろこ雲が同時に見られることがあります。

 

夏と秋の雲が一緒に見られる「行き会いの空」

 

23日、処暑(しょしょ)に入ります。「処」には落ち着くという意味があります。

 

朝夕の気温が下がり始め、夜には虫の音も聞こえ始めます。

 

秋の王様「サンマ」の走りの時期です。まだ、脂が軽やかで美味しいですね。塩焼きにスダチで。刺身も外せませんね。

シャインマスカットやイチジクも旬を迎えます。

 浴衣パーティー&小坂ツアーの報告

 

7月16日、浴衣パーティーを開催。

ゾーナイタリアでのランチ。参加者の投票で3賞を選ぶ。くじ引きで順番を決めて、好きな景品をゲット。…など楽しいイベントでした。

 

 

 

 

6月21日、小坂ツアーに出かけました。

 

隈研吾さん設計の道の駅「おおゆ」でショッピング、閉校した小学校を利用したカフェでのランチ、そして明治時代の芝居小屋・康楽館で人情芝居と舞踊を楽しみました。

 

秋も色々と企画しています。今号も読んで下さり、ありがとうございます。

令和8年7月22日 

織絵屋の松山です。今回は、江戸小紋や友禅小紋、浴衣を染める型紙「伊勢型紙」について述べます。

 

今から1200年ほど前、子音観音寺の不断桜の落ち葉に空いた虫食いの穴を見て、模様を染める『型紙』に思い至ったという人の伝説が残っています。

 

その後、武士の裃を染めるために用いられ、やがて、江戸庶民の意気から「そこ至り」といわれる超微細な文様を染める型紙まで彫られるようになりました。

 

型紙は伊勢の白子(現在の三重県鈴鹿市白子)で彫られ、紀州藩の庇護を受け、独占的に発展したことから伊勢型紙と呼ばれるようになったのです。

 

伊勢型紙の製作工程は以下の通りです。

 

手漉きの美濃和紙3枚を縦横縦と交互に柿渋で貼り合わせていきます。それを天日干し後、杉のおがくずで一週間ほど燻してから柿渋に浸し一ヶ月半ほど乾燥させると、焦げ茶色の「型地紙」になります。

 

出来た「型地紙」を実際に型彫りに使うまでには、さらに、1~2年も寝かせる必要があるそうです。

 

そして、昭和30年の人間国宝制度の発足時に、人間国宝に認定された30名の中に伊勢型紙職人が6人もいることから、その技のすごさが理解できます。

 

伊勢型紙は美濃和紙を漉くことも含め、多くの時間と熟練の職人の手仕事によって完成しているのです。

松山です。暑さはこれからですが、夏至を過ぎ、季節は秋に向かい始めます。今月もともにがんばっていきましょう。

巣箱にシジュウカラが巣作り

5月の連休中、巣箱を二つ作りました。様々な野鳥が飛んで来るので、もしかしたら巣作りしてくれるかなと思い、庭の桜の木に設置しました。

 

不器用な私は、固定しようと釘を打つ時に左の人差し指を強打。痛いのなんの。まあ、いつものことなんですが、トホホホ…です。

 

5月下旬に、度々、一つの巣箱を下見に来る小鳥がいましたが、やがて、口に毛や羽根を加えて出入りするようになりました。

 

1週間くらい後、もう一つの巣箱にも入っていく小鳥が。

どちらも、シジュウカラのようです。

 

順調にいけば、7月中旬頃には、それぞれ10羽ほどのヒナが巣立つはずです。それまでは、毎朝の素振りは休んで、見守りたいと思います。とても楽しみです。

 

今月の24節気 「小暑」 「大暑」 「土用」

 

7月7日、小暑(しょうしょ)に入ります。生ぬるい南風が吹き始める頃。蓮が咲き始め、鷹が巣立つ頃でもあります。

 

この頃から熱中症予防として、有酸素運動や入浴で汗をかくようにして、暑熱順化(ショネツジュンカ)のトレーニングを始めしょう。

 

7月7日は、七夕でもありますが、これは中国の「乞巧奠(キッコウデン)」という裁縫の上達を願う行事と日本の「棚機津女(タナバタツメ)」という水神(龍神)に穏やかな天候を願う機織りの行事が結びついたものです。

 

棚機津女・・・龍神に捧げる白絹を織る乙女

23日、大暑(たいしょ)に入ります。一年で最も暑い頃という意味ですが、実際の暑さのピークはもう少し後になります。

 

大暑の時期は、大気の状態は不安定で、江戸の頃から「夕立」は夏の風物詩とされていました。

  

歌川広重が描いた「夕立」

20日~8月6日まで夏の土用です。土用の期間は体調を崩しやすい頃ですので意識してすごしましょう。

 

生真面目な染色作家はバカなのか

 

6月1日、2日、京都に出張してきました。涼しげな半衿や羽織紐などの小物を少し仕入れ、また、7月の『たなばた祭』、9月の催事をお願いする工房での打ち合わせでした。

 

どちらの工房も本物の技法にこだわり、お客様が後悔しない作品を染めている工房ですが、どちらでも、少し耳の痛い、悲しい話をされました。

 

「私どもは、先達の染織技法を大切に守りながら、時代に合わせて色柄を作り出して、消費者が後悔しない作品を染めています。」

 

「しかし、販売の現場に出てみると、口八丁手八丁の売り方で、プリント染やインクジェット染の着物や帯の方が売れている。」

 

自分は気真面目だから仕事に手抜きできないが、まじめに作るのが馬鹿らしく思う時がある。」と、作家の本音を聞かされました。

 

  中嶋先生に話を伺いました!  

  中嶋先生のシマエナガの染帯

7月は蠟彩染(ろうさいぞめ)という友禅染の作品を創作している中嶋先生が来場されます。

 

今号も読んで下さり、ありがとうございます。

令和8年6月22日

織絵屋の松山です。今回は、あまり聞いたことがないと思いますが『蠟彩染』について述べます。

 

蠟彩染は友禅染の糸目(模様の縁の線)の糊の代わりに蝋(ロウ)を使って防染する技法です。

 

一般的なロウケツ染の作品は、色ごとにロウを重ねながら染めるので、淡い色の着物や帯はほとんどありません。でも、蠟彩染は淡い色の着物や帯を染められる利点があります。

 

蠟彩染の染工程は、まず、白生地に模様部分を溶かしたロウで描き、その後、地色を染めます。

 

ロウを洗い流すと、最初にロウで描いた部分だけが白く残ります。 白く残った部分に、染料で友禅と同じ様に彩色していきます。

 

友禅染の糸目の白い輪郭線がないので、模様の縁がやわらかく溶けるように見えます。

また、ロウの割れやムラによる「ひび割れ模様」が味わい深い作品に仕上がります。

 

部分部分で大胆に色を切り替えたり、階段状の濃淡をつけたり、ややモダンな絵画的な雰囲気になりやすい特徴があります。

 

蝋彩染の作家は、京都の山科に工房を構える中嶋剛司氏だけです。

蠟彩染を父親から引き継いだ中嶋剛司氏は、図案から染まで、こだわりを持って創作しています。

 

「百聞は一見にしかず」です。7月11日~13日の店で開催する「たなばた祭」で、先生と先生の作品に会えます。

織絵屋の松山です。田んぼの美しさに心潤う今日この頃です。今月もともにがんばっていきましょう。

 

本の紹介・・・(織絵屋の図書室で借りられます)

今年、私が読んだ本で、江戸時代が舞台になっている本を2冊ご紹介します。

「ぶらりなぞ解き 浮世絵さんぽ」・牧野健太郎著

町人も競って買い求めた「富嶽三十六景」や「東海道五十三次」などの浮世絵を拡大して、のぞき見できます。

 

浮世絵に描かれている人々や暮らしが解説されています。

 

「江戸を造った男」・伊東潤著

 

若い頃にカムイ伝という劇画を読んだとき、精霊流しで川下に流れてきたナスやキュウリを拾い集め、漬物にして売った男に、すごく興味を覚えました。

 

その男の名は川村瑞賢。

 

徳川4代将軍の時代、材木を扱う商人でありながら江戸の都市計画、日本大改造の総指揮者でした。

 

彼が東廻り航路や西廻り航路を開発し、全国の物産が江戸に集まるようになり、江戸の流通は一気に発展していったのです。

 

497ページですが一気読みするほどワクワクした本です。

 

今月の24節気 「芒種」 「夏至」

 

6月6日、芒種(ぼうしゅ)に入ります。芒(のぎ)のある穀物の種を播く頃。芒とは、稲や麦などの穂にあるトゲのような突起のこと。

 

現代とはかなりズレがありますが、芒種は忙種とも書き、種まきで忙しい頃とも言えます。

 

歌舞伎や能などの芸事の世界では、数えの6歳の6月6日に稽古を始めると上達する」という言い伝えがあるそうです。

 

21日、夏至(げし)に入ります。一年で最も昼の時間が長くなる頃です。

 

でも、21日の日没の時間は19:01で、最も遅いのは6月28日の19:09です。

 

また、イラン情勢で石油が大変なので、石油の節約にもなる和ロウソクでキャンドルナイトを楽しむのもいいですね。

 

一般的なロウソクは石油が原料ですが、和ロウソクは櫨(はぜ)の実から搾り取った木蝋(もくろう)が原料です。

第二回 きもので『おやつの会』

 

5月11日(月)、2名だけの参加でしたが、二回目の「おやつの会」を開催しました。

 

お菓子は、一昨年の地震から復興途中の輪島の農家さんの焼き菓子をお取り寄せ。

 

 カボチャ、サツマイモ、ピーマンの焼き菓子。

 

野菜を使った体にやさしいお菓子。美味しく優しい味の焼き菓子でした。

 

ミニきもの講座は、実際のきものや帯を触りながらなので、分かりやすいと好評でした。

 

6月20日(土)は小坂の明治の芝居小屋でお芝居を楽しむ予定です。ご参加ください。

 

今号も読んで下さり、ありがとうございます。

令和8年5月22日 

 

| Next»

トップへ戻る