織絵屋のブログ
01/10: 『羽織』のいわれ
織絵屋の松山です。近年、長めの羽織がブームになっています。
羽織は、本来、江戸時代の武士の正装である裃(かみしも)が変形したものです。つまり、羽織袴の羽織です。
羽織は地位を表すもので、農民では庄屋さん、商人では番頭さんにならないと着用できませんでした。
現代でも、大相撲の世界では関取(十両以上の力士)でないと、羽織は着用できません。
また、江戸時代は、女性は羽織着用禁止令が出され、着用できませんでした。
しかし、それでも羽織を着用した一部の女性がいました。
未亡人になった女性で、「私はもう再婚はしません!」という意思表示のために羽織を着用していました。
また、芸者衆の中で「羽織芸者」と呼ばれる女性は、「私は女を売るんじゃない、芸を売るんだ!」という心意気を羽織で示していたのです。
そういうことを考えると、女性の羽織姿は「かっこいい女性」の最高のおしゃれと言えます。
羽織に興味のある方は、気軽のお問い合わせ、またはご来店下さい。、