織絵屋の松山です。今回は、古くは埴輪や古墳の壁面にも見られる、厄除けの文様として有名なミツウロコ(三つ鱗)文様について述べます。

 

 

 

ミツウロコ文様は、室町時代より使われるようになりました。主に、武士の陣羽織や能衣装に使われていました。

 

鱗(ウロコ)文様は、龍の鱗(ウロコ)を象徴する図柄だとされ、龍の霊力・パワーを借りるという意味がありました。

 

また、古代エジプトのピラミッドに代表される三角形にはとてつもないパワーがあると言われています。

 

女性の本厄・33歳のとき、ウロコ文様の長襦袢や帯を贈る風習があります。

 

文様研究家の故・東聖観氏によると、三十三は三角形が三重に重なることを意味し、三つ鱗(ミツウロコ)になります。

 

このミツウロコ文様を身に着けると体の免疫力が増し、厄除けとなるそうです。

 

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