織絵屋のブログ
04/10: きもののお手入れ&お直し
織絵屋の松山です。きものは高価ですが、お手入れをして、大切にすれば三世代に渡って着られます。今回は、様々なお手入れやお直しについて述べます。
丸洗いは、着物をそのままでドライクリーニングします。また、袖口や衿、裾などの部分洗いも可能です。
洗張りは、仕立て直す時に、着物をすべて解いてから、水で洗い流し、元の反物状に戻します。
シミ抜きは、丸洗いでは取れないシミ汚れを様々な技術でキレイにします。
それが難しいシミ汚れは、顔料や箔、また刺繍などで彩色加工を施し、見えなくします。
スレ直しは、着用時に摩擦で白っぽくなったスレの毛羽立ちを抑えて目立たなくします。
解けた刺繍や箔も元通りにキレイに直すことが出来ます。
仕立て直しでは、袖丈や裄、また身幅や身丈の寸法を直します。裏地の交換も出来ます。
家紋は、元紋を消し、新しい紋に入替え出来ます。
派手になった着物は、全体に色を掛けて地味することが出来ます。柄部分だけを彩色加工で地味にしたり、華やかにすることも出来ます。
また、着物を洋服や帯、羽織などにリメイクする方法もありますので、気軽に相談してみましょう。