織絵屋の松山です!いつの時代でも人気の文様に小粋な『縞』があります。

 

今回は縞文様について述べます!

 

 

縞文様には、大名縞や子持ち縞、やたら縞、またよろけ縞や万筋、千筋など多くの種類があります。

 

「しま」の呼び名は、中国の間道やインドのベンガラ縞、唐桟(とうざん)などの舶来の布が南の島から渡来したことから「島渡り」と呼ばれたことに由来します。

 

江戸前期までは、『筋』と呼ばれた横縞や格子柄が人気でした。

 

しかし、帯の幅が広くなった江戸時代も半ばを過ぎる頃から、腰高の着装が好まれるようになりました。

 

その結果、細身で背が高く見えるように、着物の柄模様は縦に伸びた草花や縦縞が好まれるようになりました。

 

背が高くて細く見えたいという思いは、江戸の女性も現代女性も同じですね。

 

また、縦縞が好まれるようになったのは、『縞』は天に伸びる文様で、願いがかなえられる文様と言われていたからだそうです。

 

縞文様の着物に興味のある方は。気軽にお問い合わせ、またはご来店下さい。