織絵屋のブログ
01/29: 『名古屋帯』は大正時代に生まれました!
織絵屋の松山です。今回は『名古屋帯』について述べます。
以前、「帯は霊的パワーを帯びるものであると思われていました。」と、述べましたが、名古屋帯は一般的な帯・袋帯よりも80cmほど短い帯です。
名古屋帯の歴史は、大正時代に「服装改革運動」が叫ばれていたころ、名古屋の女学校の先生が帯をもっと簡単に締められるようにと仕立てた帯が『名古屋仕立』と呼ばれたことに由来します。
袋帯は胴に巻く部分を半分に折りながら締めますが、名古屋帯は胴に巻く部分を最初から半分に縫い合わせて仕立てています。
また、お太鼓結が二重太鼓にならない長さに仕立ていますので、とても締めやすく、瞬く間に普及していきました。
袋帯は、織物がほとんどですが、名古屋帯は織物の他にも、ちりめんや塩瀬の生地に染めたモノなどいろいろあります。
帯芯を入れて仕立てる9寸名古屋帯と手先と太鼓部分をかがるだけの8寸名古屋帯があります。
価格的にもリーズナブルなモノが多いので、留袖、訪問着以外の着物に気軽に締められるのでおすすめです。
名古屋帯について詳しく知りたい方は、気軽にお問合せ、またはご来店下さい。